オリックス・森 右翼で超ファインプレー 自画自賛「自分でもうまいこといったなと」

 「SMBC日本シリーズ2023、オリックス・バファローズ5-1阪神タイガース」(4日、京セラドーム大阪)

 本拠地に響いた悲鳴を大歓声へと変えた。オリックス・森友哉捕手(27)がチームと、エース・山本を救った。本職の捕手ではない右翼で、流れを引き寄せるビッグプレーで魅せた。

 1点リードの四回2死一、三塁。近本が放った大飛球が右翼後方へと上がった。森は素早くフェンス際に到達すると、左手をいっぱいに伸ばしてジャンプ。フェンスに衝突しながら、好捕する超ファインプレーを見せた。

 「自分でもうまいこといったなと思いますね。フェンスにも全然(打球が)当たっていないと思いました」

 打球がフェンスに当たってグラブに入った可能性もあり、阪神の岡田監督はリプレー検証を要求したが、判定は覆らず。オリックスファンから再び盛大な拍手が注がれた。

 4番としては4打数無安打に終わったが、チームが勝てばいい。2年連続日本一へ。「もう全力でいつも通りできたらなと思っています。ここまで来たら勝って終わりたい」。歓喜で移籍1年目のシーズンを終える。

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