「ＳＭＢＣ日本シリーズ２０２３、オリックス・バファローズ１－７阪神タイガース」（５日、京セラドーム大阪）

　オリックスは５日、山本由伸投手がポスティングシステムによる米国メジャーリーグ球団への移籍について承認したと発表した。

　山本は初戦でまさかの７失点ＫＯ負けも第６戦でリベンジ。１３８球の熱投で１失点完投勝ちし、第７戦に持ち込んだ。

　試合後、福良ＧＭは「由伸のポスティングを承認しました。これだけチームに貢献してくれた。長い間、話をしてましたので。頑張ってしてほしい。みんな期待している」と語った。

　山本は１６年度ドラフト４位でオリックスに入団。今季は１６勝を挙げ、３年連続の沢村賞に輝いた。シーズン通算１７２試合の登板で、７０勝２９敗、防御率１・８２と圧倒的な成績を残した。

　右腕は球団を発表を受け、「球団に感謝します。ひとりの選手として応援してくれ、理解してくださってくれて、ありがたいです。成長できた７年間でした。オリックスが好きなので。寂しさはあります」と心境を吐露。夢の舞台へ、「世界最高のリーグだと思うので、通用する選手を目指して行けたら」と先を見据えた。