松井秀喜氏 古巣・巨人と阪神のライバル球団同士の切磋琢磨を期待「現役の時は完全に逆でしたからね」
ヤンキースなどで活躍した松井秀喜氏(49)が5日、八王子市内で恒例の野球教室を開催した。取材にも応じ、古巣・巨人と阪神のライバル球団同士の切磋琢磨(せっさたくま)を期待した。
今季の巨人は4位で2年連続Bクラスに低迷。特にセ王者・阪神には6勝18敗1分けで惨敗した。同氏は「私が現役の時は完全に(勝敗が今と)逆でしたからね。だから、むしろたまにこういうことがあってもいいんじゃないですか?」と常勝時代の主軸としての余裕を漂わせながらも、「勝ったり負けたりして、しのぎを削り合って、ファンが喜ぶ試合を見せてほしいなと思う」と望んだ。
この日は野球少年少女を約2時間にわたって指導した。打撃投手として、約260球を投げきる“熱投”を見せた一方で、実演したフリー打撃では約30スイングで柵越えなし。まさかの結果に「今日は私がホームランを打てなくなった記念すべき日。とうとうこの日が来たなと個人的には思ってます」と頭をかいた。