イチロー氏が旭川東を臨時指導 フリー打撃で校舎3階の窓破壊 最長推定飛距離は130メートル「いまだに50歳でもやり続けていると去年より飛距離も伸びている」

 野球部員と課したノルマ(校舎の屋根越え5本)を達成し喜ぶイチローさん(代表撮影)
 野球部員を指導するイチローさん(代表撮影)
 野球部員に打撃を指導するイチローさん(左手前)=代表撮影
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 米大リーグ・マリナーズなどで活躍したイチロー氏(50)=現マリナーズ会長付特別補佐兼インストラクター=が4日と5日の2日間で旭川東高校を訪問し、臨時指導を行った。イチロー氏が高校を指導するのは4年目で、今年は同校が初となった。

 2日間で計8時間、選手らと汗を流した。アップからキャッチボール、守備練習、打撃練習、走塁練習を実施。生徒からは積極的に質問が飛び、一つ一つ丁寧に答えていった。

 打撃練習では自らも実演した。初日のフリー打撃では、3セットに分けて計63スイングで最長推定飛距離130メートルの豪快弾を披露。右翼95メートルの防球ネット奥に立つ高さ8メートルの校舎屋上に3発、校舎を越えて中庭までが1発、校舎直撃は5発で、そのうちの1発が3階の数学室の窓を破壊した。

 2日目のフリー打撃では「先生、今日も(窓を)割って良いんですか?(選手に向かって)期待しているよね?どこまで見たい?割れるまで見たい?最低3枚?めちゃくちゃ言うね(笑)屋上5回?頑張るわ」と、イチロー氏。3セットに分けて計91スイングし、約束通り校舎の屋上へ5発放ってガッツポーズして終了した。

 イチロー氏の打撃練習に、選手らは「うわー」「えぐい」と、大興奮。同氏は「一人でこれだけ連続で打つ練習をするとどこで自分がバテるか分かる。どれだけ力を使っているかよく分かる。高校の部活動だと出来ないかもしれないけど1日3、4人とかならいけるかな。自分の動きを理解するにはいい。いまだに50歳でもやり続けていると、去年より飛距離も伸びている。面白くない?すごい面白い。みんなは吸収力が半端ないから、冬の間でめちゃくちゃ変わるよ」とアドバイスを送った。

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