「関東地区大学野球選手権・２回戦、国際武道大９－３桐蔭横浜大」（６日、横浜スタジアム）

　楽天からドラフト１位指名を受けた、古謝樹投手（２２）＝桐蔭横浜大＝が、国際武道大戦に先発。序盤から制球に苦しみ、５回１／３を７安打６四死球８失点（自責２）。初戦敗退となり、神宮大会出場を逃した。

　古謝は「自分が２試合投げきって、神宮大会に連れ行きたいと思った中で、独り相撲というか、自分が抑えようという気持ちが先走った」と振り返った。

　立ち上がりに乱れた。初回、２つの四球などで２死満塁のピンチを背負うと、押し出しの死球で先制点を献上。さらに３本の適時打を浴び、いきなり６点を失った。

　その後は、変化球主体の組み立てに切り替え、ゼロを並べた。しかし、六回に１死から３連打を浴びたところで交代が告げられ、降板となった。

　大学最後の公式戦は厳しい結果に終わった古謝。ただ「もちろん悔しい気持ちはあるけど、それ以上に４年間一緒にやってきた仲間と、最後試合をやれた喜びの方が大きかった」と悔いはなかった。

　これからはプロの世界に羽ばたく期待の左腕。「まだまだ成長できるとプラスに捉えて、プロに入って勝てるピッチャーになりたい」と力を込めた。