高木豊氏、巨人とソフトバンクの1対2トレードは「同じ釜の飯を食った」助け合い?

 元DeNAのヘッドコーチで野球評論家の高木豊氏が6日、自身のYoutubeチャンネルを更新。日本シリーズ終了直後に発表された、巨人のアダム・ウォーカー外野手と、ソフトバンクの高橋礼投手、泉圭輔投手の1対2のトレードに言及した。

 高木氏は、ウォーカーについて「速い球にも変化球にも対応力があり、足も速い。攻撃面ではパ・リーグ向き」と分析。一方、高橋については、阿部監督から聞いた話として「日本シリーズであたったときにメチャクチャ速かったと言っていた。そういう印象が残っているんだろうね。もう一回再現させたいと思っているのだろう」と獲得の意図を推察した。

 また「今年は変則ピッチャーがすごく活躍した印象がある」という。高橋礼は「先発、中継ぎもできる。(阪神の)岡田監督のように、一人一殺できるというような狙いもあるのでは」と起用方法も広いと見る。

 巨人にとっては「ウォーカー一人で2投手を取れたのは大きい」と高木氏。小久保監督と阿部監督はかつて巨人の同僚だったため「同じ釜の飯を食った昔のよしみで(トレードも)助けてくれよと、やりやすいのでは」と監督同士の関係性にも言及。中日・立浪監督、西武・松井監督、楽天・今江監督の名を挙げ「PL学園の3人もこういう可能性がある。お互い助け合うために腹を割りやすいだろう」と話した。

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