侍・岡林1、2番任せろ「もっと進化できるように」 井端監督も期待「上位は打たせたい」

 「侍ジャパン強化合宿」(8日、宮崎)

 力強い打球だった。今合宿で初のライブBPで、中日・岡林勇希外野手(21)がヤクルト・田口から左前打を放った。「たまたまです。当たりました」。温かい日差しを受けながら白い歯をこぼした。

 確かな打撃技術がある。打線では攻撃の起点となる1、2番を任されそうだ。井端新監督は「上位は打たせたい。1番なのか、2番なのかは、練習試合で試そうかなと思っている」と期待を寄せた。

 今季、中日では1番で83試合、2番では45試合に出場した。切り込み隊長や、状況の応じて複数の役割が求められる2番もこなした経験は大きな強み。国際舞台は独特の雰囲気ながら、岡林は「思い切ってやるだけ」と全力を尽くす決意だ。

 全体練習後のフリー打撃では、新指揮官が打撃投手を務め、快音を響かせた。「秋季練習に比べれば良くなってきている。良い形を継続して、もっともっと進化できるように頑張ります」。頼もしい言葉を残しバスへ乗り込んだ。

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