阪神・中野の古巣、三菱自動車岡崎が初戦突破 球場訪れて観戦&エール「満足せず上を目指して」
「社会人野球日本選手権・1回戦、三菱自動車岡崎4-0ショウワコーポレーション」(8日、京セラドーム大阪)
開幕し、1回戦3試合が行われた。開幕戦では三菱自動車岡崎がショウワコーポレーションに4-0で快勝。OBである阪神・中野拓夢内野手(27)が観戦する中、好スタートを切った。ENEOSは今秋ドラフト1位で3球団競合の末、DeNAが交渉権を獲得した度会隆輝外野手(21)が先制ソロを放つ活躍でTDKに9-2で快勝。日本生命は伯和ビクトリーズを7-2で破った。
日本一戦士が見守る前で躍動した。三菱自動車岡崎が3大会ぶりの出場となった日本選手権で快勝発進。古巣の奮闘に中野も明るい表情を見せた。
先発のエース左腕・秋山翔(27)は最速145キロの直球を武器に、7回2安打無失点で7奪三振。2番手・笠井建吾投手(25)も最速151キロを計測した直球で押し切り、1回無失点。最後は神原友投手(27)が締め、完封リレーを完成させた。
秋山翔は中野と同学年で同期入団。今季の中野の活躍を「世界が違う」と認めつつも、「あいつには負けられない」と刺激を受けていることを明かした。一方の中野は「今年ずっと安定していたので、安心して見ていた」と賛辞を贈った。
阪神入団後も時間があれば古巣の試合に足を運んでいる中野。「自分がプロに行く前にお世話になった場所でもあるので。まだこの1勝に満足せず上を目指してほしい」と初優勝を目指す後輩たちへエールを送った。