阪神・近本の古巣・大阪ガスが初戦突破 東芝とのシーソーゲームを制す 前田監督「向こうの嫌がることができた」
「社会人野球日本選手権・1回戦、大阪ガス7-5東芝」(9日、京セラドーム大阪)
2年ぶりの日本選手権制覇を狙う大阪ガスが1回戦屈指の好カードで逆転勝ちを収め、2回戦へ駒を進めた。前田孝介監督(53)は「七回の3点でダメージを与えることができた」とシーソーゲームを振り返った。
2点ビハインドで迎えた七回。東芝投手陣がコントロールが乱れたところを逃さなかった。1死二塁から2番・峰下智弘内野手(29)の適時打で1点差に詰め寄る。その後2つの四球で満塁とすると、5番・花本太紀内野手(30)も四球を選び、押し出しで同点。さらに6番・山川晃汰内野手(26)が二塁へ適時打を放ち、一気に逆転に成功した。指揮官は「バッターがうまく相手のピッチャーに対してくれた。向こうの嫌なことが結果としてできたのかな」とうなずいた。
先発の稲垣豪人投手(24)は6回2/3を5安打4失点の粘投。前田監督は「初めての全国大会で心配していたが十分、合格点だと思います」と右腕をたたえた。
次戦は15日に日本通運とヤマハの勝者と対戦する。