「社会人野球日本選手権・１回戦、西濃運輸６－２三菱重工Ｅａｓｔ」（１２日、京セラドーム大阪）

　５大会連続出場の三菱重工Ｅａｓｔ（神奈川）が４大会ぶりの出場となた西濃運輸（岐阜）に敗れ、１回戦姿を消した。今秋ドラフトで中日から２位指名を受けた津田啓史内野手（２０）は「２番・遊撃手」で出場し、５打数１安打。「結果として負けてしまったので完敗かなと思います」と下を向いた。

　第１打席では高めの直球に手が出て空振り三振。第２、３打席でも快音が響かなかった。本領を発揮したのは七回の第４打席だ。２死一塁で打席へ入ると、内寄りのスライダーを右前へ。初安打で好機を演出するも得点にはつながらず。４点ビハインドの九回１死二、三塁では三球三振に倒れた。

　守備では失策もあり社会人ラストゲームは悔しい結果となった。数カ月後に迫ったプロ入りへ、改めて思いを問われると「全て足りない。休んでる暇はない。明日から切り替えてレベルアップのためにしっかり練習したい」と覚悟を示した津田。球団史上初の２年連続最下位に沈む竜の救世主になるべく、準備を進める。