大久保博元氏「巨人にいて小林誠司の必要性が分かった」「あいつはもったいない」今季9打席のベテランに言及
今季限りで巨人打撃コーチを退任した大久保博元氏が9日、自身のYouTubeチャンネル「デーブ大久保チャンネル」を更新。「巨人軍にいてわかった小林誠司の必要性」のタイトルで、動画を投稿した。
小林は今季、1軍に帯同しながら21試合の出場のみ。打席数もわずか9で、控え捕手として、ベンチを支え続けるシーズンとなった。
大久保氏は「誠司はあいつ、試合に出なくてもあれだけ練習する選手は初めて。尊敬する」と、34歳の野球に取り組む姿勢に感心の様子。「愚痴も言わず、必死に練習して、人をけなさない。戦力的にはゲームを作ってくれるキャッチャー。1点差、2点差でキャッチャーを代えるのって、怖いんだけど、誠司には任せられる。あいつはもったいないと思うなあ」とうなずいた。
また、「誠司の最大の特徴は自分を曲げない」とし、指導者によっては短所となってしまう可能性も指摘。リードの話などをしている時、「こうこうこうですよ、と言い切ってしまう。オレにとっては心地良いけど、取る人にはとっては嫌な答えになっちゃう」と語った。
今季、原前監督は主に大城卓や岸田を起用。「監督には岸田も育てなきゃというのがあったと思うし。誠司にはチャンスあげた、というのがあるとは思うけど」としながら、コーチを務めた1年間で小林の必要性を実感した様子だった。