日本ハム 王柏融の退団を発表 台湾で三冠王も日本で結果残せず 助っ人では異例の育成落ちも経験
日本ハムは13日、王柏融外野手の退団が決まったことを発表した。台湾の三冠王として期待を受けて入団するも結果を残せなかった。
王は台湾・ラミゴに在籍した2017年に打率・407、31本塁打、101打点で三冠王を獲得。「大王」の愛称で親しまれ、2018年オフには日米の複数球団間で争奪戦となった。
その中で日本ハム入りを決断した王。だが1年目は88試合の出場で打率・255、3本塁打、35打点と結果を残せず。21年には95試合に出場するも台湾で威力を発揮した打棒は影を潜めた。
22年オフには助っ人選手としては異例の育成契約に切り替わるなど、鳴かず飛ばずに終わってしまった王。今季も7月末に支配下登録されたが、1軍で目立った結果を残すことはできなかった。
王はこの日、自身のインスタグラムで球団発表より前に退団することを激白した。全文は以下の通り。
「この重要な人生の節目において、今感じていることを述べさせて頂きます。
この数年間、私は故郷を離れ、たくさんの事を学び、言葉では表せないほどの貴重な経験をさせていただきました。
まずは北海道日本ハムファイターズに深く感謝を申し上げます。球団の細やかな配慮とサポートのおかげで、練習や試合に集中できました。
シーズン終了後、私は球団と密接に連絡を取り合い、将来について議論を重ねました。
また、この期間中、自分の選択について何度も考え、家族とも深く話し合いました。
最終的に、私は日本に離れ、次なるキャリアの機会を求めることを決断しました。球団が私の選択を理解し尊重してくれたことに感謝しています。
日本で応援してくださったファンの皆様、球団監督、コーチをはじめ、関係者の皆様、チームメイトの皆様に改めて感謝いたします。皆さんのサポートが私を成長させ、日本での経験を貴重で忘れられないものにしてくれました。
新天地でも引き続き頑張って参ります。感謝の気持ちを胸に、未来に向かい突き進みます。応援ありがとうございました!」