3球団競合のDeNAドラ1・度会 マルチ安打でENEOSの8強進出に貢献「良い打球が出ている」社会人日本選手権

 「社会人野球日本選手権・2回戦、ENEOS2-1三菱自動車岡崎」(13日、京セラドーム大阪)

 ENEOSが三菱自動車岡崎との接戦を制し、4強入りした昨年に続き、2大会連続の8強入りを決めた。今秋ドラフトで指名された2人が躍動した。

 まずは西武からドラフト7位で指名された糸川亮太投手(25)だ。先発し、6回2安打無失点、5奪三振の好投。「チームが勝てたのが何よりもよかった」と充実した表情を浮かべた。最速150キロを計測した直球と武器であるシンカーを駆使し、アウトを積み重ねた。

 持ち味である気持ちの強さを全面に出した。「逃げずに相手に向かっていくという自分の良いところを出せた」と糸川。プロ入り後は投げる場所を問わずフル回転する覚悟だ。「求められたところで結果を出し続けるのを一番大事にやっていきたい。自分らしく必死に泥くさくのスタイルで」と意気込んだ。

 3球団が競合し、DeNAが交渉権を獲得した度会隆輝外野手(21)は「5番・右翼」で出場。二回の第1打席は遊撃への内野安打、七回の第4打席では中前打を放ちマルチ安打を記録した。「センターから逆方向の意識で打席に入った」と高い対応能力を見せた。

 1回戦では先制ソロを放つなど状態は上向きだ。凡打の打席でもいい当たりが続き「変えることなく、良い状態だと思っている。良い打球が出ているのでキープして3回戦(準々決勝)も戦いたい」と爽やかに先を見据えた。

 一番乗りで8強入りを決め、頂点まであと3勝。度会は「どこがくるか分からないが、中2日あるのでしっかり状態を維持しながら準備したい」と気を引き締め直した。

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