侍ジャパン・栗山監督&大谷に正力松太郎賞「特別賞」 師弟で“W受賞”に大谷「光栄です」
「正力松太郎賞」の選考委員会が14日、都内で開かれた。WBCで優勝した日本代表の監督を務めた栗山英樹氏(62)と、エンゼルスで日本選手初の本塁打王を獲得した大谷翔平投手(29)がそれぞれ特別賞受賞の喜びのコメントを発表した。賞金は特別賞が300万円。
黄金の師弟コンビが「正力松太郎賞」特別賞の“W受賞”を成し遂げた。
大谷は投打でWBCの優勝に貢献。その後、エンゼルスで44本塁打を放って日本選手初の本塁打王に輝いたことも評価された。「今シーズンの成績とWBCの優勝も評価いただき、2年ぶり2度目の正力松太郎賞の特別賞を受賞できて光栄です」と感謝した。
また「ファイターズと日本代表でご一緒した栗山監督と受賞できたのもうれしく思います」ともコメント。日本ハムと日本代表で監督を務めた師匠との、同時受賞。大谷の言葉から喜びがあふれ出るかのようだった。
栗山氏は、大谷やダルビッシュらのメジャー組も含めた侍ジャパンのメンバーとともに戦い、WBCで世界一に輝いたことが評価された。「こんなに幸せなことはありません」とし、「ダルビッシュや正尚(吉田選手)、そして共に今回受賞した翔平(大谷選手)らメジャーの選手が大変なスケジュールの中で尽力してくれたこともあり、多くの人に感動を与えることができたのであればうれしいです」と語った。
また、オリックス・山本も特別賞の候補に名前が挙がったが、既に沢村賞を受賞したこともあり、今回の受賞は見送られた。