侍・井端監督 佐藤輝に期待 12日練習試合では無安打も「一本出れば変わってくる」
虎の大砲の目覚めを待ち望む。「カーネクスト アジアプロ野球チャンピオンシップ 2023」(16日開幕・東京ド)に挑む侍ジャパン・井端弘和監督(48)は14日、佐藤輝明内野手(24)に「一本出れば変わってくるんじゃないかな」と期待を寄せた。
12日の広島との練習試合で、1番に入った佐藤輝は3度の得点圏で凡退するなど5打数無安打。それでも井端監督は「あれだけ回ってきたらクリーンアップでしょ」と話したように、打順に関係なくチャンスが回ってくる選手であり、期待は高い。「早い段階でヒットが出れば、気持ちは楽になると思う」と、まずは一本出すことをポイントに挙げた。
16日に対戦する台湾は、最速157キロを誇る古林睿煬投手の先発が有力。指揮官は「日本でもそれぐらいのピッチャーはいるので、あとはすり合わせ」と恐れる様子はない。現時点で、佐藤輝の打順などは明かさなかったが「3年連続20本ですよ」と心配していない。「(佐藤輝を含めた全選手)出した以上は信頼して送り出します。楽しみです」と力を込めた。