元日本ハムの井口 トライアウトで2K完全投球 戦力外になって気づいたこと「いろんな方が心配してくれる」
「12球団合同トライアウト」(15日、鎌ケ谷スタジアム)
日本ハムから戦力外通告を受けた井口和朋投手は、打者3人から2奪三振を奪う快投を見せた。
「練習してきたことは出せた」と振り返った右腕。「緊張感ありますし、いつもと違う雰囲気。キャッチボールからアドレナリンが出てる感じ。打者3人しかないと決まっているので、緊張感は感じました」と言いながらも力強いボールを投じた。
1年目からリリーフとして1軍登板を重ね、21年には自己最多の43試合に登板し11ホールドをマーク。だが今季は5試合の登板に終わり、戦力外通告を受けた。
「本当に割りきりというか、これに向けてやってきてダメなら自分ですし。自分がやってきたことを信じて出すだけ」と語り、「こうなって改めて支えてもらっているというのが。いろんな方が心配、応援してくれる。いろんな人の支えがあって自分がいると感じられたので、そういう気持ちを持って次のステージに行きたい」と前を向く。
今後については「話を聞いてみたいなと思います。どこまで自分が視野に入れてるかは初めてなので分からない。なのでまず話を聞いてみたいと思います」と話していた。