日本ハム・上沢 米移籍は「基本的にメジャー契約」新庄監督もアドバイス「マイナー契約になったら勧めたくない」
ポスティングシステムを利用してメジャー挑戦を表明した日本ハムの上沢直之投手(29)がメジャー契約を前提に移籍を目指す。「基本的にメジャー契約を考えている」と表明。マイナー契約の場合は「色々考えないといけない」と移籍断念も含めて考慮していくことを明かした。
秋季キャンプ中に新庄剛志監督(51)が自身の経験から上沢にアドバイスした。「メジャー契約なら、僕は彼の人生なので、勧めたいとは思いますけど」と後押しする思い。だが、「マイナー契約とかいう話になったら、勧めたくないですね。やめた方がいい。残ってくれとかそういう問題じゃなくて、本人のために、やめろって」と話した。
新庄監督はメジャー最低補償額の約2000万円で2001年からメッツに移籍した。「マイナー契約の扱いは、ひどいものがある。行く意味がない。そこから結果を出して上がるのって結構大変なことなので。日本人の扱いも、向こうに行ったら分かることがすごくあった」と実情を踏まえての意見を伝えた。
上沢も「(新庄監督から)行くならメジャー契約でと話してもらいました」と明かす。「とりあえずやることは終わったので、今はどうなるか分からないですけど、しっかり来年に向けて準備することしかできない。代理人に話を進めてもらってあとは待つだけです」と交渉の推移を見つめていく。