元ＤｅＮＡで野球評論家・高木豊氏が１５日、自身のＹｏｕＴｕｂｅチャンネルを更新。同日に行われた１２球団トライアウトで目に止まった選手について言及した。

　高木氏はまず阪神の変則左腕、渡辺雄大投手の名前を挙げ、「スライダーがいい。他の球団にない左ピッチャー。曲がり幅も大きい。阪神だから首になってる。他の球団ならチャンスは相当ある」と絶賛。左の中継ぎとして貴重な存在になるとし、「ヤクルト、エスコバーがいなくなったらＤｅＮＡ。こういうピッチャーがいたら面白い。変則の左は持っていて損はない」とした。

　また、元広島の山口翔投手も評価。２２年オフに戦力外となり今年は独立リーグ・火の国サラマンダーズでプレーしていたが、「球持ちが良くなった。真っすぐが生かせるかなと。魅力的になった。変わったんだろうね」とうなずいた。

　実績のあるオリックス・吉田凌投手にも言及。スライダーで三振を奪う場面があり「制球がいい。出し入れができる。まだできる余力がある」とし、３投手について「おれは当確だと思う」と太鼓判を押した。

　野手では２安打を放った阪神・高山俊外野手について「別格、抜けている」と絶賛。元ドラフト１位、新人王にも輝いた左の好打者を野手で唯一“当確”マークを記し、「高山はやっぱりどこか取ると思う」とした。

　その他、投手ではヤクルト・吉田大喜投手、楽天・高田萌生投手、元日本ハム・高山優希投手、ソフトバンク・高橋純平投手、野手ではＤｅＮＡ・田中俊太内野手、元ヤクルト・中山翔太外野手、ロッテ・西川僚祐外野手の名前を挙げ、評価したポイントに言及している。