5回完全の早川隆久、楽天若手に危機感、侍「うちは僕ひとり」「出ていかなければ先はない」
「カーネクスト アジアプロ野球チャンピオンシップ、オーストラリア代表0-10日本代表」(18日、東京ドーム)
日本がオーストラリアに8回コールドで完勝して3連勝を飾った。先発の早川隆久(楽天)が、5回を完全投球。63球で7三振と、相手打線を封じ込めた。打線は13安打10得点と火を吹いた。
無傷の3連勝へとけん引した早川は、「リードしてくれる古賀君(西武)が自分の良さを引き出してくれたので感謝しています」とお立ち台で話した。また、相手の応援のない慣れない環境に、立ち上がりは「無音で投げるのは独特の雰囲気があって緊張した」と言い、「初回3人抑えて緊張がほぐれた」と振り返った。
侍のユニホームを着た晴れ舞台。誇りとともに胸にあるのは、自軍への危機感だ。「来季はこの経験を生かして、楽天の中でも引っ張っていける存在になれればいい。楽天は、これから若手が出ていかないと、この先はないかなと思うので、頑張っていきたい」と思いを吐露した。
今回、代表入りしたのは一人だけ。「若手の選手が他球団はたくさん入っているが、うちは自分一人しか選ばれなかった。今後、楽天から3、4人出て行ければ、チームとして成果になるのかなと思う」と奮起していた。