宮本慎也氏 育成選手制度は見直しが必要なのでは「選手会に入れない」「2軍の試合しか出れない」「全部支配下の方がいい」「それでプロなのか」
元ヤクルトヘッドコーチの宮本慎也氏が16日、ユーチューブの「野球いっかん」に出演し、プロ野球の育成選手制度について見直す時期が来たのではないかという私見を述べた。
宮本氏はまず「育成選手っていらないんじゃないのっていう。元々は裾野を広げるためとか、一芸に秀でた選手がチャンスもらえるとか、そういった意味で育成ってのは作ったんだけど。育成だとFAの人的補償では取れないとか、いろんな抜け道が出てきてるから、一回考えた方がいいよね、育成枠っていうのは」と語った。
続けて「単純に(支配下選手登録されるのが)厳しいでしょ。育成でも(ドラフトに)かかりましたって。プロ野球選手だって思ってる人がほとんだと思うんだけど、基本的にはアマチュアにいるよりかは、途中でプロになれるチャンスがあるってだけの話なんで。だって選手会に入れないんだから。守られないんだから。2軍の試合しか出れないわけで。それでプロなのかって。全部支配下の方がいいからね。僕はそういう風に思ってますね」と新たな視点を交え、様々な意見が寄せられることを覚悟の上で、プロ野球選手でありながら選手会に属していないことで身分が守られない点があることなどを挙げ、OBとして育成選手制度のあるべき姿を問いかけていた。