楽天・銀次が引退 “ミスターイヌワシ”決断、22日に記者会見 今季出場わずか6試合で1安打
楽天・銀次内野手(35)が、今季限りで現役を引退する意向を固めたことが21日、分かった。22日に記者会見を行う。
楽天一筋18年。ファンに愛された男がユニホームを脱ぐ。球団が参入1年目のシーズンを戦い終えた2005年度高校生ドラフト3巡目で指名を受け、盛岡中央から入団。5年目で1軍初出場を果たすと、巧みなバットコントロールを武器に、頭角を現した。
13年は打率・317を記録して球団初のリーグ優勝、日本一に大きく貢献。その後は14、17年にベストナインを獲得するなど、チームの“顔”だった。ただ、近年は若手の台頭もあり、徐々に出場機会が減少していた。
今季は1軍初昇格が9月22日で、出場はわずか6試合で1安打だった。それでも打席に立てば、球場はいつでも大歓声。「とてつもなくうれしい」と常々ファンへの感謝を口にしていた。地元の東北で、球団とともに歩んできた18年間。“ミスターイヌワシ”が現役生活に別れを告げる。