岡山のクラブチームがNPB3投手獲得!監督は元中日・亀澤氏 前楽天・高田萌生らに熱烈オファー実る

 今年の「全日本クラブ野球選手権」を制した社会人野球クラブチーム「ショウワコーポレーション」(岡山県美作市)が23日、NPB・プロ野球12球団合同トライアウトに参加していた楽天の高田萌生(25)、福森耀真(26)、引地秀一郎(23)の3投手を獲得すると発表した。同チームはプロ野球・元中日の亀澤恭平氏(35)が監督を務めている。

 社会人のクラブチームが、同時に3人のNPB選手を補強するのは異例のことだが、トライアウトを視察した亀澤監督が「人間性はもちろん、チームを強くする思い、将来のビジョンのすべてにマッチする」と、チーム強化に必要な戦力としてオファー。毎日1時間以上、電話で口説いて入団にこぎ着けたという。

 福森はMAX156キロの速球が魅力の右腕。また高田と引地は、地元岡山出身。高田には「エースを担う存在。必ずチームを変えてくれる」と期待し、楽天時代はケガに泣いた引地には、地元での復活を期待する。

 同クラブは、冠スポンサーの企業名をチーム名に掲げ、クラブチームとして活動している。岡山県の山間部・美作(みまさか)市に本拠地を置き、「美作市から全国へ」と合言葉のもと、野球を通じた地域貢献を目指している。

 就任初年度から2年連続で全国大会へ導いた亀澤監督は、3年目の来季は集大成となる勝負の年。クラブ選手権連覇と、チームの目標「都市対抗野球大会出場」を果たす覚悟だ。

 そのため、来季はこのNPB出身の3人ほか、自ら全国を巡って視察し、獲得した15人が新入団。より強固な布陣で臨む。「全員がライバル意識を持って戦う。企業チームを倒すべくまた新たな一歩です。日本一を勝ち取り、いや世界一魅力あるチームになります」。今年のVで盛り上がった美作。地域と一体となったクラブチームが、来季も全国へと名をとどろかせる。

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