オリックス・森 地元Vパレードで「スーパースターになったような感じ」 加入1年目の重圧乗り越えた

 「阪神・オリックス優勝記念パレード」(23日、兵庫・神戸と大阪・御堂筋)

 黄金色のイチョウで彩られた御堂筋に「ありがとう」の歓声がこだまする。オリックスの森友哉捕手(28)はオープントップバスから身を乗り出して手を振り「スーパースターになったような、そんな感じはしました」と凱旋の喜びに浸った。

 西武時代の18年にも埼玉県内でリーグ優勝パレードを経験したが、大阪出身の森にとって地元の歓声はひとしおだ。昨オフにFAで加入し、今年1月31日には春季キャンプ地の宮崎市内で日本一パレードに参加予定だった。しかし、日本一メンバーではなかったため「どんな顔をしたらいいのか分からない」と困惑もあり、球団と協議した上で直前に参加を取りやめた。

 打線の軸を担い、捕手としても期待に応えた今季は正真正銘の優勝パレード。「1年目で3連覇のかかる中でプレッシャーはあったが、日本一はできなかったけど、リーグ優勝できたのはよかった」と安堵(あんど)した。

 来年は今年逃した日本一のフラッグを取り返す。「リーグ優勝と日本一は全然違う景色だと思うので、来年は日本一を取りたい」と晴れ渡った空に誓った。

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