後輩選手へのハラスメント疑惑が浮上している楽天・安楽智大投手（２７）の契約更改交渉が２５日、見送られた。この日が交渉日だったが、森井誠之社長（４９）は「ファンの方々にご心配、ご不安をかけて申し訳ない。こういう話が出ること自体お恥ずかしい限り」と陳謝し、契約交渉を無期限延期とした。

　事態発覚を受けてすでに２度、安楽からヒアリングしたと説明。その上で、自宅待機を指示したことを明かした。

　また他の全選手、監督、コーチ、スタッフに対してはアンケートを送付。期日を２６日に定め、情報の収集にあたっているという。今後の方針については、事実関係を確認し「双方の部分の照らし合わせて、適切な対処をしたい」と総合的に判断していく考えだ。

　ただ、今月３０日には「契約保留者名簿」の提出期限が迫っている。調査が間に合わなかった場合には「明言はできないが、状況によるものです」と保留者名簿から外れ、自由契約となる可能性も示唆。球団として迅速かつ丁寧に対応していく。