オリックス・山本由伸 メジャーでの侍対決「楽しみ」 移籍先の条件まだフラットでも膨らむ希望

 「最優秀バッテリー賞」の表彰式が27日、都内で行われ、パ・リーグはオリックスの山本由伸投手(25)、若月健矢捕手(28)が3年連続で受賞し、賞金100万円や副賞の乾電池320本などを手にした。ポスティングシステムを利用して米大リーグへ挑戦する山本は交渉の見通しについては多くを語らなかったが、日本人選手との対戦を熱望した。セ・リーグはDeNAの東克樹投手(27)、山本祐大捕手(25)が初受賞した。

 メジャー移籍の交渉について多くを明かさない中、山本は日本人対決の話題になると、少し声のトーンを上げた。「日本人選手とメジャーで対戦できるのは、僕自身も楽しみ」。山本VS大谷、山本VS吉田…。夢のような想像は膨らむばかりだ。

 「ファンの方たちも一番見たい対戦だと思うので。日本人選手の先輩方(と対戦)はすごく楽しみです」。今年3月のWBCでも共闘した大谷、現在もMLB移籍について助言を受けている元チームメートの吉田、カブスの中軸を打つ鈴木。一流の日本選手が海の向こうで待っている。

 近日中にも交渉が始まるとみられるが、詳細は明かさず。「オンラインのミーティングが開催されるかわからないですけど、そういう一回も大事になる。落ち着いて考えたい」。交渉期間は45日間と定められていて、熟考するようだ。

 移籍先については西海岸や東海岸、日本選手の在籍の有無などは判断材料にはならないと強調。「何を重要視するかは絞りきっていない」と、まだ頭はフラットな状態だ。

 最優秀バッテリー賞は3年連続での受賞。相棒の若月とも最後の喜びを共有した。「しっかり考えたいと思います」。球界のエースの決断を日米が楽しみに待っている。

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