DeNA・東&山本 仲良しコーデで最優秀バッテリー表彰式 おそろい100ドル紙幣裏地スーツ
「最優秀バッテリー賞」の表彰式が27日、都内で行われ、セ・リーグはDeNAの東克樹投手(27)、山本祐大捕手(25)が初受賞。双子コーデで、目指し続けた場所へと上がる。東が笑うと、山本もほほ笑んだ。「取りたいねと言っていた賞。祐大に感謝したい」。バッテリーでつかんだ栄誉。球団では日本一に輝いた98年の佐々木-谷繁以来、25年ぶりの快挙となった。
仲の良さは球界随一だ。この日はおそろいのスーツとネクタイ、色違いの革靴で登場。実は山本の誕生日に「もしバッテリー賞が取れたら、おそろいのスーツで壇上に上がろう」と東からプレゼントしたもので、こだわりは裏地にあった。
得意げにスーツを広げると、100ドル紙幣が敷き詰められたド派手な仕上がりに。東も「給料を上げたいので」と笑って説明し、山本と一緒に選んだオーダースーツで25年ぶりの受賞を彩った。
二人で追う新たな目標がある。来年も同賞獲得を誓うと同時に、後輩女房役の山本から“指令”も飛んだ。「来年はみんなの見る目も変わってくる。エースの自覚を持ってほしいな、と」。言葉になった「エース」の重みを、バッテリーで背負っていきたい。