楽天 パワハラ騒動の安楽は「自由契約になる方向みたい」初代監督の田尾安志氏が言及 「甘い処分は球団として印象も良くない」
楽天初代監督の田尾安志氏が27日、自身のYouTubeチャンネル「TAO CHANNEL」を更新。複数の選手に対するパワーハラスメント疑惑が発覚した楽天・安楽智大投手について言及した。
田尾氏は自身が楽天監督を務めていた05年当時のチームを回顧。2軍コーチが選手数人を正座させたという話が耳に入り、「そういうことはしないでくれ。もう彼らは大の大人なんだよ」と、伝えたという。
続けて、「今回、安楽投手が起こした問題は後輩、自分より下の人間、上下のイメージが強すぎたんじゃないか。同じプロ野球界の選手、年齢の差はあっても同等のポジションで勝負している。同じチーム内ですけど、同僚でありライバル。そういう中で相手が嫌がることをしてしまうことはやっていけない。何が生まれるか、本人の優越感、満足感しかない」と厳しく指摘した。
安楽の契約更改は無期限で延期となっている状況。「もしかしたら、選手として契約してもらえないかもしれない。そういうところまで追い込まれている。それくらい大きなことをしたと感じないといけない」とした。
ドラフト1位で入団し、ここ3年連続で50試合以上登板している投手。だが、田尾氏は「この先、どういう結論を出すか、見当はつかないが、野球人としては安楽の野球選手としての道を閉ざすのはできたら避けてもらいたい感じはしますが、これはいち野球人の考えだが、そんな甘いもんじゃないよ、というのが一般的な人たちの考えだと思います」ときっぱり。
そして、YouTubeを収録中に関係者から情報が入ってきたとし、「安楽投手は自由契約になる方向みたいですね。このまま甘い処分していると球団としては、印象もよくない。この方向でいきそうな気配だそうです。選手会ゴルフ、行事すべて中止になるということが情報として入って来ました」と、厳しい処分が下される可能性も示唆した。