巨人戦力外でソフトバンク入団の鍬原が菅野から背中を押されたエピソードを披露「お前はまだ全然できる」「野球人生もここから」

 ソフトバンクは29日、今オフに巨人から戦力外となり、育成契約で獲得した鍬原拓也投手(27)の入団発表をペイペイドームで行った。背番号174。推定年俸は1300万円。

 会見では「来年も野球をできる環境を作ってくださったホークスさんには感謝の気持ちでいっぱい」と喜びを口にした。

 鍬原は17年度ドラフト1位で巨人入り。20年オフに戦力外通告を受けて育成に。21年の途中に支配下登録されたが、同年オフに2度目の育成降格を経験した。

 だが、22年開幕前には再び支配下復帰すると、自己最多の49試合に登板した。しかし、今季は5試合の登板に終わっていた。通算では5シーズンで80試合に登板。5勝5敗、防御率5・80。

 鍬原は「巨人で2度育成落ちを経験した。一番下から這い上がるしかない。(育成入団に)迷いはなかった」と改めて口にし、「ホークスは個人の能力が高く、育成から日本代表になった選手もいる。強力な投手陣だが、そこに割って入れるようにしたい。今年は悔しい思いをしたので、来年この悔しさをぶつけたい」と意気込んだ。

 また、巨人・菅野智之投手から背中を押されたエピソードを披露した。

 20年1月から22年1月まで自主トレに同行させてもらった菅野には「戦力外になったとき、ホークスに決まったときも連絡させていただいた」という。その中で「お前はまだ全然できると思うし、野球人生もここからだからしっかり頑張れよ」とエールを送られたことを明かした。

 鍬原はルーキーだった18年6月14日、当時ヤフオクドームのソフトバンク戦でプロ初勝利をマークしている。「今こうなってみると、あの時から縁があったのかなと改めて思います」と新天地での復活に思いを強くしていた。

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