日本ハム新球場問題で条文改正 60フィート以上を「必要とする」→「推奨する」 規則委員長「原文に忠実に」
プロ、アマ合同の日本野球規則委員会が29日、都内で開かれ、規則改正の概要が説明された。
この中では昨オフ、日本ハムの新球場「エスコンフィールド北海道」が、公認野球規則で定めるホームからバックネットの距離に満たなかった問題に関連して、本塁からバックネットまでの距離が60フィート(約18メートル)以上を「必要とする」としていた文言を、「推奨する」と見直すことを決めた。条文改正が議論され継続審議となっていた。
この問題では、日本の公認野球規則では「60フィート(18・288メートル)以上を必要とする」と記されていたが、米国の野球規則は「推奨する」だった。アマチュア規則委員会の桑原和彦委員長は「オフィシャルベースボールルーズ(OBR)の訳文について検討をした結果、推奨するという言葉に変えるということです。今年度、OBRが見直しになったということではなく、見直しによって直すというものでございます」と説明。「野球規則の端書きを見ていただくと、原文に忠実にと載っています。OBRと公認野球規則があまり乖離しない形で」とした。