日本ハム・鈴木健矢が1100万増の3000万円で更改 来季は「1軍完走」が目標 米を食べて増量作戦

 契約更改を終えて会見する鈴木
 契約更改を終えて会見する鈴木
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 日本ハムの鈴木健矢投手(25)が30日、北海道北広島市の球団事務所で契約交渉し、1100万円増の3000万円で更改した(金額は推定)。今季は26試合に登板し、キャリアハイの6勝を挙げた。

 リリーフから4月に先発転向し、6月上旬までに6勝したが、夏場以降は未勝利に終わった。「成績としては、数字はキャリアハイですけど、全く自分の中で満足してない。前半戦は6勝できましたけど、後半戦は機能することができなかった」と話した。

 課題は2つ。「左打者対策。あとは体力。夏場以降、食べられなくなってしまったので」と言う。

 対右打者の被打率・144に対し、左打者は・299と顕著に差が出た。左打者にとって球の出どころが見やすいアンダースロー。「(秋季)キャンプから投げ始めたチェンジアップです。入っていく緩急しかなかったのえ、次は逃げていく緩急で。引き出しが増えれば先発するときにも生きる」と言う。

 食べられなかった夏は体重がベストの80キロから73キロまで落ちた。体重減はプレーに影響が出た。「球速がひどく落ちましたね」と振り返る。130キロ台の直球が120キロに満たなかった。この秋は「タンパク質が大事なのでとりつつ、炭水化物ですね。シーズン中は炭水化物が食べられなかった。お米を食べます」と米を食べて増量に務める。

 「1軍完走が、1年間の目標。しっかり1軍で1年間戦い抜くことを目標にしてやっていきたい」と言う。先発、ロングリリーフ、短いイニングもこなす貴重な戦力。新球をマスターし、米を食べて、来季は一年間1軍で戦力となる。

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