パワハラで自由契約の楽天・安楽への処分 選手会側は「今回は異議は申し立てない」 安楽、被害選手ともケアへ NPBと相談窓口の設置を提案
日本プロ野球選手会は1日、都内で日本野球機構(NPB)との事務折衝を行い、森忠仁事務局長が取材に応じた。
パワーハラスメント(パワハラ)が認定され、楽天を自由契約となった安楽智大投手についても話が及んだことを明かし、「今日も最後、いろいろお話をさせて頂きました。これには楽天だけの問題ではないっていうところで、今後、12球団でも調査もして、何らか対応していかなければいけないですよねっていう。相談窓口というのがなかったりっていうのもあったかもしれない。話しづらいところもあったりするかもしれないので。第三者機関みたいな、第三者の設置窓口みたいなのがあってもいいんじゃないですかって話をしました」と、説明した。
相談窓口については「NPBに設けるのが一番いいかなとは思いますけど、でもいくつかあってもいいのかな。多ければ多いほど」と、語った。
安楽とも処分決定前に話したことを明かし「言えること?それは難しい」としつつ「本人もそうですし、ちょっと被害にあった選手っていうのは把握できてないんですけど、そういう選手にもケアをしなきゃいけないかなと思ってますし、話も色々聞きたいというのがあります」と、選手会として、安楽、被害選手ともケアしていく方針を示した。
今回の楽天の安楽への処分については「ここはなかなか難しい。時間がなかったんで、何がいいのかなっていうところを考えた場合、今回は異議を申し立てないという話はしました。これが正解かどうかっていうのは事案によっても変わってくるかなと思いますけど、今回あまりにも時間がなさすぎたので」と、異議は申し立てない方針を示した。