オリックス移籍の西川龍馬 4連覇へ最多安打獲る「結果で示したい」 背番号は正尚先輩の「7」

 国内FA権を行使して、広島からオリックスへ移籍した西川龍馬外野手(28)が1日、大阪市内のホテルで入団会見を行った。4年総額12億円の大型契約で背番号は「7」に決定(金額は推定)。地元・大阪でプロ野球人生の第2章をスタートさせることになり、自身初の打撃タイトルとなる最多安打の獲得と、チームの4連覇に貢献すると誓った。

 飾ることなく、自然な表情を浮かべながら強い決意を口にした。師走に突入し、オリックスの西川龍馬としてのスタート。「やっとオリックスの一員になれたんじゃないかな」。優しい笑顔を見せたが、相当な覚悟も持っていた。

 「連覇していて、自分が来て逃せば『俺が来たからや』と言われかねない。そうならないためにも結果で示したいなと思います」

 4連覇の使者として自らに課したのは、打撃タイトルの獲得。今季はリーグ2位の打率・305をマークしたが、プロ8年間で打撃タイトルには届いていない。「率は上がり下がりするもの。自分的には積み重ねていく方がいい。最多安打を取れればいいかなと思っています」。キャリアハイは19年の159安打。挑戦したかったパ・リーグで、この数字を超えてみせる。

 背番号は「7」。敦賀気比の1学年先輩である、吉田正尚(レッドソックス)が22年に背負ったものだ。自身にとっては中学以来の番号で「重たい」と責任感も感じている。吉田にも電話で報告し、「頑張れや」と背中を押された。

 古巣の広島にも愛着がありながら、熟考の末に地元球団への入団を決断した。ただ、この日のネクタイは「決めていた。カープやったんで」と赤色。広島への感謝も忘れず、新天地の晴れ舞台に臨んだ。「不安の方が大きいんですけど、それをプレッシャーに感じてやりたい」。言い訳はできない。FA戦士として結果で示し、4連覇へと導く。

 ◆西川 龍馬(にしかわ・りょうま)1994年12月10日生まれ、28歳。大阪府出身。176センチ、83キロ。右投げ左打ち。内野手。敦賀気比から王子を経て、15年度ドラフト5位で広島入団。19年5月1日・阪神戦~6月5日・西武戦まで27試合連続安打。

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