巨人・菅野 3年間で計4億円減 今季はプロ自己最少4勝「出遅れが全て」

 巨人の菅野智之投手(34)が1日、東京・大手町の球団事務所で契約更改交渉に臨み、1億減の4億円(金額は推定)でサインした。年俸は3年の間で計4億円減り、2021年の8億円から半減。今季はプロで自己最少の4勝にとどまり、反省をにじませながら、来季への希望を口にした。

 会見場で時折不敵に笑う表情は悔しさからか、逆襲への手応えからか-。14試合の登板で4勝8敗、防御率3・36だった11年目のシーズンを菅野はこう振り返った。

 「やっぱり出遅れが全てだと思う。そこのスタートに立てなかったのは自分のプロ人生で初めてだったので本当に悔しかった」

 今季は3月のオープン戦で右肘に張りを訴えて戦線離脱。シーズン初登板は6月11日・ソフトバンク戦までずれ込んだ。ただ、「(シーズン)最後の5試合くらいは出力もかなり高い状態で投げられた。久しぶりに納得できる部分も多かった」と右腕。8月30日・ヤクルト戦では約3年ぶりに155キロを投じるなど、右肩上がりで来季に迎える点を前向きに捉えた。

 今オフは「たくさん走ろうかな」と足元を見つめ直す予定だ。来季の開幕投手も戸郷に決定済み。変わりゆく自身の肉体と役割を受け止め、前に進んでいく。

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