楽天・安楽の自由契約に選手会異議申し立てせず 複数の相談窓口設置を検討
プロ野球選手会と、日本野球機構(NPB)の事務折衝が1日、都内で行われ、ハラスメント行為への対応策などが協議された。楽天から自由契約となった安楽の問題を受け、選手会側は相談窓口設置などを提案。12球団と話し合いを進める。
選手会の森忠仁事務局長は「楽天だけの問題ではない。12球団で、野球界が一体となって取り組んでいきましょうと提案しました」と説明。今後は講習会実施も検討し、「いろんな手段があった方がいい」と、複数の相談窓口設置を検討する。
異例の形で自由契約となった安楽については、処分決定前に本人と連絡を取った上で、同事務局長は「異議を申し立てはしません」とし、当面は事態の推移を見守って行く方針。今後、ハラスメントを受けた選手にもヒアリングする意向で、「お互いをケアしていきたい」と説明した。