オリックス・田嶋は1500万減の9500万円でサイン 故障や体調不良で6勝も「個人的には一番充実した年」
オリックスの田嶋大樹投手(27)が2日、大阪市此花区の球団施設で契約更改交渉に臨み、今季の年俸1億1000万円から1500万減の9500万円でサインした(金額は推定)。
今季は13試合に登板し、6勝4敗で防御率3・09。左前腕の張りや体調不良などもあって、離脱する期間もあった。それでも、悲愴(ひそう)感はなし。「個人的には今年が一番充実した年というか、収穫があった年になりました」と話した。
故障や体調不良での離脱中に自分を見つめ直し、新たな発見があったという。「自分のことをより深く知れた」と振り返った。
日本シリーズでは7回4安打無失点の好投を見せるなど、力を発揮。来季はエースの山本がメジャー挑戦、今季11勝の山崎福が日本ハムにFA移籍となり、さらなる活躍に期待がかかる。
「目の前のことをコツコツとやった上で、何か形ができればいいなと思っている。来年は7年目なので、やれることをしっかりやれればいいかな」
山本と山崎福で今季は合計27勝。田嶋がキャリア初の2桁勝利に到達すれば、穴は埋まっていく。