高木豊氏、ベストナイン、GG賞への記者投票に「見ていなければ辞退を」
元DeNAで野球評論家・高木豊氏が自身のYouTubeチャンネルを更新。ゴールデングラブ(GG)賞、ベストナインへの投票について言及した。ベストナイン発表後には、賞に似つかわしくない成績の一部選手への投票について、SNSで「おふざけ票はいらない」「ファンが楽しみにしてるタイトルをなめてるのか!」「〇〇選手に投票した記者、名乗り出ろ!」などの反響が見られた。
高木氏はまず、受賞の候補選手には「明確な基準を設けてほしい」とし「そのポジションで何試合、何イニング(出場)など」と提案。また、投票権を持つ新聞社、通信社、放送局の記者について「悩み抜いて書いている人もいる」とした上で、「部署が変わることもあるし、12球団すべては(網羅して)見られない。『今年は見られなかった』という時は投票を辞退してほしい」と話した。
この問題については、デイリースポーツ評論家で阪神OBの中田良弘氏が「投票してる記者はプロとして認められて投票権を与えられているわけだから、匿名発表はやめるべきじゃない。おふざけと思われるような投票は、匿名だから発生している可能性もある」などと指摘していた。
高木氏も「(記者と同様に)解説者も5年たったら投票権を持つとか、しっかり(野球を)見られる人に投票される方が選手もうれしい」と指摘。「沢村賞は、その賞を取った人が決める。権威ある賞になっている」と、記者投票以外の選択肢にも目を向けていた。