大学No.1遊撃手の明大・宗山「トップチームに入りたい」 侍J・井端監督も「抜けている」と高評価
野球日本代表「侍ジャパン」の井端弘和監督(48)が2日、愛媛県松山市の坊ちゃんスタジアムで始まっている「大学代表候補強化合宿」を視察した。来秋ドラフト1位候補の明大・宗山塁内野手(3年)らを高評価。
井端監督の言葉に、宗山も「トップチームに入りたいっていう強い思いは、もちろんあります」と目を輝かせた。この日は3チームに分かれ、変則の6回特別ルールで3試合の紅白戦を実施。2試合に出場した宗山は、2戦5打数無安打1四球と安打こそなかったが、多くの守備機会を軽快にこなした。
視察した井端監督も「夏前にもジャパンの合宿で間近で、真横で見て、後ろから見て、近場で見た。何も言うことなかったですね」と絶賛。具体的な評価ポイントとして「見ていても落ち着きがありますよね。(打球に)合ってなくても、うまく合わせることができるんです」と続けた。
高い守備力だけではなく、現在、東京六大学リーグ現役最多の通算94安打。元阪神の高山俊(明大)が持つ、131安打のリーグ記録更新も期待されている。宗山は「まだまだ今のままでは実力不足です。一番は安定感。今よりも一回りも二回りも大きくなって、自分に自信が持てる状態で、また世界に、上の世界に入っていけたら」と前を見据えた。