オリックスの森友哉捕手（２８）が２日、大阪市此花区の球団施設で契約更改交渉に臨み、１億９０００万増の４億円でサインした（金額は推定）。

　リーグ３連覇への満足感はあるものの、移籍１年目となった自身の成績には悔しさをにじませた。「最低限の活躍はできたかなと思いますけど。まだまだ実力不足な部分がたくさん出た」。１１０試合に出場し、打率・２９４、１８本塁打、６４打点。故障もあり、捕手での先発出場は５６試合に終わった。

　「ワカ（若月）に負けた。もう一回、捕手にこだわってやっていけたら」。ポジションの確約はない。「毎年キャリアハイを目指してやっている」。定位置をつかみ取り、１９年の打率・３２９、２３本塁打、１０５打点を超えるのが目標だ。

　来季からはＦＡで西川も加入する。「うれしい。打線の厚みが増す」と大歓迎。「由伸やサチさん（山崎福）も抜ける。みんなでカバーできたら」。まだ手にしていない日本一へ。森の挑戦が続いていく。