ハマスタ凱旋の松坂大輔氏 最速118キロに「ボールが弱かった」と自虐 上地雄輔とバッテリー、DeNAドラ1度会を左飛 3球でお役御免

 「YOKOHAMA STADIUM 45th ドリームマッチ」(3日、横浜スタジアム)

 横浜スタジアムの45周年記念イベント「夢のドリームマッチ」が行われ、横浜高校OBの松坂大輔氏が横浜スタジアムに凱旋(がいせん)した。

 28115人のファンが集結した中で、「1番・一塁」で先発出場すると、打っては1安打2打点し、最終回の五回のマウンドへ。「平成の怪物」がハマスタに帰ってきた。大盛り上がりだったスタンドも静まりかえるほど、その1球1球を食い入るようにファンも見つめた。バッテリーは横浜高校時代のチームメートで、1学年上の上地雄輔と組んだ。

 松坂氏の登板では、DeNAドラフト1位・度会も代打で登場する演出。“夢の対決”は松坂氏が3球目でルーキーを左飛に打ち取り、投手交代となった。

 初球は114キロでボール、2球目は116キロでストライク。打ち取った3球目は118キロだった。

 試合後のインタビューでは「(ハマスタでの登板は)2006年以来ですね。これだけ多くの方が見ているマウンドに立つのは気持ちいいですね」と充実の表情。度会には「ガツンといってほしかった。ボールがちょっと弱かったので打ちづらいんだと思う」と自虐的に笑いながら、「すごくいい雰囲気を持っているので、楽しみに応援してください」と呼びかけた。

 この日は横浜のスター登場に、ひときわ大きな声援が飛んだ。試合前のホームランダービーから、約30分間行われた「日本一長い始球式」でタレント・柳沢慎吾とも“競演”。大忙しの1日を過ごしたが、最後まで笑顔でファンの声援に応えた。

 初回には先発の三浦監督と、待望の“大輔対決”を迎えたが、結果は左飛に。「まだまだ投げられますね、スローカーブも投げられますし」と話した。

 全盛期は150キロ超の剛速球を投げ込んでいた怪物だが、肘や肩の故障で現役最後は投げられず。21年、西武での引退試合では5球を投げ、118キロを計測していた。

 度会は「高校の大レジェンドの松坂さんと対戦できたのは一生の宝になりました」と感激の様子だった。

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