元ＤｅＮＡで野球評論家の高木豊氏が４日、自身のＹｏｕＴｕｂｅチャンネルを更新。中日入りが決まった中田翔について、「１２月に入ってすぐ立浪監督がすぐオファーをかけたということで、そのかけかたがすごく熱意があったということ。どれだけ欲しいかという気持ちが伝わったんだと思う。中田もそれに応えるように即答というか、よろしくお願いしますということでね」と、語った。

　近年貧打に苦しむチームだけに「チームの状況を考えると、やっぱり４番に苦しんでるし、得点力に苦しんでる。中田はシーズン１００打点以上記録することもあるし、打点王を獲ったこともあるしね。だからそういった意味ではまあ中田１人で解消できる問題ではないけど、相乗効果が出てくると思う。岡林という安打製造機がいて、大島も出塁ということに関しては長けている。返すバッターがいるかいないかで得点能力は全然変わってくる。石川とか育てたいバッターがいる。そういった人たちの良い見本になってくれる。岡林とか大島がすごく喜んでると思う。返してくれないと、ストレスになってくる。次のバッターに繋げたって返してくれないじゃないかって思う打線だったんだよね。それが繫げば何とかしてくれるっていう打者が入ったんで、岡林、大島あたりの１、２番を組む打者がすごく喜んでると思う」と、加入効果に期待を込めた。

　そして「言ったことがあると思うけど、中田がパ・リーグの時に。セ・リーグでは坂本勇人、パ・リーグでは中田翔。１番勝負強いバッターは。おそらく４番を打ってくると思うけど、１番大事なのは打点だから。そういった意味では活躍してくれると思う。打点王も可能性はある」と太鼓判を押した。