楽天・平良竜哉内野手（２５）が今オフ、巨人・坂本の自主トレに参加する。「僕には時間がないので、率先して動きたいと思ってお願いしました」。同じ右打ちの内野手として、一流に弟子入りし、レベルアップを図る。

　学びたいことは多い。「バッティングにしても守備にしても、メンタル面にしてもすごく経験している方」と基礎から教わりたい考え。「一日一日無駄にしないように吸収していきたい」と気合十分だ。

　社会人から即戦力として期待された、ルーキーイヤーの今季は１軍出場ゼロでに終わった平良。「周りからも（即戦力と）言われて焦りはあった」と振り返る。アマチュア時代とは違い、毎日試合があるプロの世界で、「体力的に難しかった」とコンディションを整えるのに苦労した。

　打撃面でも、プロの球の強さ、変化球の軌道に苦しんだ。それでも「課題をつぶしていけばチャンスはあると思った」と２軍でバットを振り込んだ。その結果「実戦で思うようなバッティングができるようになった」と手応えをつかみ、１年目を終えた。

　坂本塾にも入り、飛躍を目指す来季。「まずは開幕１軍を目指して、このオフはやっていきたい」と力を込めた。