野球殿堂入り新候補者に新井氏、岩瀬氏ら 「時代に即して」4人を選出、山口氏は育成出身で初
野球殿堂博物館は5日、2024年の野球殿堂入りの候補者を発表した。候補者は全3部門で計55人。
プレーヤー表彰は新たに7人が候補者入りし、浅尾拓也氏、岩瀬仁紀氏、杉内俊哉氏、山口鉄也氏と4人の投手が加わった。前回候補者の20人のうち、投手の候補者は黒田博樹氏、桑田真澄氏、佐々岡真司氏の3人と少なかった。
競技者表彰委員会は「年々、投手の候補者が減っている。投手の分業制が確立されて久しい。時代に即した新しいスタンダードを考えるべきではないか」と説明した。山口氏は育成出身の選手としては初の候補者入りとなった。
今回、新たに加わったのは、投手でNPB史上最多の通算407セーブを挙げた元中日の岩瀬氏、最多奪三振を3回獲得した元巨人の杉内氏、NPB史上2位の273ホールドを挙げた元巨人の山口氏、最優秀中継ぎ投手に2回輝いた元中日の浅尾氏。野手で通算2203安打を放った現広島監督の新井貴浩氏、日米通算2705安打を誇る現西武監督の松井稼頭央氏、通算378盗塁をマークした元中日の荒木雅博氏。