楽天・則本昂大が来季クローザー挑戦を明言「全くわからないので、早く試合がしたい」
楽天・則本昂大投手(32)が5日、仙台市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、現状維持の3億円でサインした。また、今江敏晃新監督(40)の打診で、来季からクローザーに挑戦することを明かした。(金額は推定)
会見終盤、驚きの言葉を発した。「今江監督からの要請を受けて、松井裕樹の後釜じゃないですけど、クローザーを務めたいと思っています」。来季から抑え転向を明言した。
秋季キャンプ中、今江監督から直々にクローザー転向を伝えられた。右腕は「びっくりした」と振り返るが「会話の中で監督の考え、熱意が伝わってきました。クローザーというすごく重要なポジションを任せていただけるのですごく光栄。気持ちに応えたい」と承諾した。
チームは絶対的守護神の松井裕樹投手が、今オフに海外FA権を行使し、メジャーへの挑戦が決定的。空いた穴を埋めるべく、経験豊富な右腕に白羽の矢が立った。
則本は、クローザー転向を伝えられてから松井裕と練習をともにする中で「心持ちとか試合の入り方とか練習内容ですね」。慣れないポジションに挑戦するにあたり、積極的にコミュニケーションをとった。
「全くわからないので、早く試合をして経験したい」と笑顔で語った則本。「チームが優勝するためには、まずは30セーブと考えています」と力を込めた。