野球殿堂入り新候補者発表 異例リリーフ3人選出

 野球殿堂博物館が5日、来年の野球殿堂入りの候補者を発表した。全3部門で計55人。プレーヤー表彰ではNPB史上最多の通算407セーブを挙げた元中日の岩瀬仁紀氏(49)や、通算2203安打の広島・新井貴浩監督(46)らが新たに加わった。発表と通知式は来年1月18日に行われる。

 7人の新候補者では、岩瀬氏を含めて、元巨人で通算142勝の杉内俊哉氏(43)、育成ドラフト出身者では初の候補者入りとなった通算273ホールドの山口鉄也氏(40)、元中日で200ホールドの浅尾拓也氏(39)の4人が投手。その内3人がリリーフ投手と、過去に例のない選出となった。

 同博物館の競技者表彰委員会は経緯を「年々、投手の候補者が減っています。分業制が確立されて久しい。時代に即した新しいスタンダードを考えるタイミングではないか」と説明。前回から候補者入りの20人の内、投手は元広島の黒田博樹氏(48)と佐々岡真司氏(56)、元巨人の桑田真澄氏(55)の3人と少なく、新たな指針を示す選考にもなった。

 指導者としての実績も加味するエキスパート表彰では、西武監督としてリーグ2連覇に導いた辻発彦氏(65)を新候補者として選出。また、特別表彰では箕島高監督として甲子園で春夏連覇に導いた故・尾藤公氏が再び候補者入りした。

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