立浪監督、中田翔との“十年愛”語る 13年WBCで師弟関係 「ドラゴンズで野球生活が終われるように」
中日への入団が決まった中田翔内野手が6日、名古屋市内で立浪和義監督とともに入団会見を行った。
中田は「また、戦える環境、チャンスをいただいて、本当にありがたいと思っている。今はフレッシュな気持ち。一から頑張りたい気持ちでいっぱいです」と抱負を述べた。「一緒に頑張ろう」と声をかけたという立浪監督は、中田について「2013年に一緒にWBCの打撃コーチと選手として約1カ月過ごさせてもらったが、当時から潜在能力の高いすばらしい選手だった」と話した。また、その後も「縁があったので、日本ハムの時もジャイアンツの時も気にして見てきた。非常に勝負強い、チームの勝ちにつながる選手だと思う」と期待した。
中田は、FA宣言期間の最終日となる11月14日にオプトアウト権を行使し、巨人と残っていた2年の契約を破棄。今月2日には、東京都内で立浪和義監督らドラゴンズ側と初交渉に臨み、翌3日に中日側に入団する意思を正式に伝えた。
中日は今季、球団史上初となる2年連続の最下位に終わった。リーグワーストの得点力不足は深刻。立浪監督は「ここ一番で打ってくれる選手」と期待し、来季35歳を迎える中田が「ドラゴンズで野球生活が終われるようにサポートしていきたい」と約束。中田も「雲の上の存在。個人的にも頼っていきたい」と指揮官を見つめていた。