中日への入団が決まった中田翔内野手が６日、名古屋市内で立浪和義監督とともに入団会見を行った。一問一答は以下。

　－中日の一員になった気持ちは。

　「また、戦える環境、チャンスをいただいて、本当にありがたいと思っている。今はフレッシュな気持ちでもう一度、一から頑張りたい気持ちでいっぱいです」

　－初めて声がかかったときには。

　「ありがたいというか、またレギュラー争いのスタートラインに立てるんだという実感と、本当にうれしくなった気持ちは今でも覚えています」

　－立浪監督からは。

　「一緒に頑張ろうという声をかけていただいた。自分には迷いがなかったので、チャンスをいただける、よしやろうという気持ちになりました」

　－入団の決め手は。

　「もちろん中日さんからの気持ちもそうだし、監督の気持ちも、すべて含めてうれしさもあり、何か自分の中で火がつくようなものもありました。そういうのを含めてこのチームでやりたいと、素直に思えた。ありがたい言葉であったり、気持ちにひかれてやりたいなと思った」

　－中日の印象は。

　「若い選手が多くて、見ていてパワフルな打者も多い。一番は投手陣がすごくいいなという印象があります」

　－バンテリンドームについて。

　「広さは他の球場に比べてあると思うが、日本ハム時代から広い球場ではやっていたので、特に意識せずに打席には立っていた。でも、広い球場なのかなとは思います」

　－期待されるのは本塁打。

　「もちろん本塁打もそうだが、メインは打点重視で考えてきた。守備もそうだし、ファンの皆さんに一日でも早く認めてもらえるように全力を尽くしてやりたい。走るのはちょっと苦手なんですけど」

　－背番号６は。

　「今までも素晴らしい先輩方がつけてきた番号だと思う。それに恥じないように自分もしっかりと意識してやっていきたい。最終的には中日の６番は中田だよねと言ってもらえるように一生懸命に頑張りたい」

　－直近では大阪桐蔭の平田良介さんがつけていた。連絡は。

　「シーズン中から気遣っていただき、連絡をくれていた。尊敬できる先輩で、高校時代からずっと平田さんを超える気持ちで頑張ってきた。その先輩がつけていた番号ですごくうれしい。もっともっと活躍して、６番は中田という印象をつけたい」

　－名古屋の印象は。

　「食べ物もおいしいですし、一番驚いたことはバスレーンです。ちょっとビックリしました」

　－ここからの期間の過ごし方は。

　「しっかりと１月の自主トレへ向けて土台づくり、体づくりをメインに追い込みたい」

　－チームは２年連続最下位。

　「いろいろと迷っている子たちもいると思うので、僕も含めてみんなで切磋琢磨して、時間があれば野球の話をして、勝つための気持ちづくりをしたい。選手間での意思疎通などはもっと大事なのかなと思います」。

　－来季の個人目標は。

　「一番は打点です。今までずっと打点にこだわってやってきた。もちろん本塁打も４、５０本を打てれば越したことはないが、犠牲になってくれる選手もいるので僕は打点に関しての気持ちが強い。（打点王は）もちろん毎年狙っているタイトルではあります」

　－チームの目標は。

　「優勝、日本一のために、僕らは１２、１月に必死こいてトレーニングしている。やっている以上は勝たなければ正直楽しくない。そこへ向けて一生懸命やっていきたい」

　－立浪監督の尊敬するところは。

　「尊敬というか、僕たち選手からしたらレジェンドで雲の上の存在の方。いろんなアドバイスをいただきたいし、個人的には監督を頼っていきたい」

　－名古屋飯は。

　「手羽先が大好きです」

　－どんな選手と一緒に食事に行きたい？

　「メインは野球の話になると思うが、いろんな選手にいろんな店を教えてもらいたい。昨日は柳君と会って話をしたが、優勝に対して貪欲に話をしていた。いい話ができたと思う」

　－涌井投手が（後輩への）食費の負担が減るかなと。

　「それは全面的に協力しようと思っています」