ヤクルト・奥川恭伸が減額で更改 2年連続1軍から遠のくも「ある程度(復活の)見通しがついている」

 契約更改を終え、色紙に「恩返し」と記した奥川(撮影・高石航平)
 契約更改を終え、記者の質問に答える奥川(撮影・高石航平)
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 ヤクルト・奥川恭伸投手が6日、都内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、今季2700万円から減額提示でサインした(金額は推定)。

 今季は右肘痛を乗り越えて、4月にファームで約1年ぶりの実戦復帰を果たした奥川。順調に登板を重ねていたが、7月上旬に左足首を負傷してしまい、1軍での登板は2年連続で遠のいた。ただリハビリを重ね、10月に3カ月ぶりの実戦復帰。11月には志願して松山キャンプに合流し、独立リーグ相手に3回無失点と復活の片りんを見せた。

 現在は体の状態は万全。左足首をけがしたことにより落ちた筋力を戻す下半身のトレーニングを行いながら、12月、1月もブルペンに入り、淡々と1軍復帰を目指している。奥川本人も「ある程度自分の中で見通しがついている。とにかくこのオフはがんばりたい」と手応えを明かした。

 色紙には「恩返し」と記した右腕。「たくさん信じて支えてくれた人がたくさんいた。そういう人たちへの恩返しをしたい。復帰を待ち望んでくれているファンに向けても来年復帰して1軍で活躍する姿を見せたい」と思いを語った。

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