楽天・酒居が現状維持で更改 前日クローザー転向明言の則本に対抗心「そこの目標はつぶしていない」

 楽天・酒居知史投手(30)が6日、仙台市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、現状維持の5600万円でサイン。酒居は5日に来季クローザー挑戦を明言した、則本昂大投手(32)に対抗心を燃やした。(金額は推定)

 5日にネット記事で、則本のクローザー挑戦を知った酒居。「びっくりした」と言うが、そのまま簡単に抑えの座を取らせるつもりはない。「則本さんよりもいいなと思ってもらえれば、全然やれると思う。そこの目標はつぶしていない。よりいいところで投げられるように準備するだけ」と力を込めた。

 抑えを狙うにあたって、今オフは平均球速のアップにも着手。今季144キロだったものを148キロほどにまで上げたい考えを示した。「僕もまだまだ進化できると思う。148キロを出せればひけは取らないと思う」と語った。

 酒居は今季、開幕2軍スタートも、4月に昇格すると、一時13試合連続無失点など、セットアッパーを務めた。ただ、シーズン終盤は登板機会を減らし、「消化不良だった」と振り返った。47試合の登板で、5勝3敗20ホールド1セーブ。防御率は2・98だった。

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