日本ハム・山崎 移籍決め手は熱意と縁 明かした北海道に懸ける思い「命を救ってもらった場所」

 オリックスから国内FA権を行使して日本ハムに加入した山崎福也投手(31)が6日、北海道北広島市のエスコンフィールドで入団会見を行った。4年総額10億円で正式契約。背番号は「18」に決まった。入団の決め手として、交渉の際に感じた熱意と、北海道への縁の2点を挙げた。会見には新庄剛志監督(51)も同席。本拠地開幕戦となる4月2日の楽天戦での先発を明言した。(金額は推定)

 ホームのユニホームに袖を通し、頭にはブルーのキャップ。山崎は「(交渉した)各球団のユニホームと帽子を身につけている自分を想像していた。その中でもファイターズのブルーが一番似合っていると思った」と笑顔を見せた。

 6球団の中から日本ハムを選んだ。「目先のお金だったら他のところに行った方がよかったのかもっていうのはあるとは思うんですけど…」。決断理由は金ではなく、“熱意”そして“縁”だった。

 交渉を進めた中で、球団幹部の言葉に心が動いた。「『ファイターズはこれから成長していく球団。球団と一緒にピッチャーとして完成していこう』という言葉が残っています」と熱い言葉があったことを振り返った。

 そして、“縁”。父・章弘さんが日本ハムOBであること。元オリックスの伏見、金子投手コーチも在籍していること。さらに中3の時に北海道で脳腫瘍の手術を受けた過去があった。「命を救ってもらったっていう場所でもある」。そんな土地で投げたい思いが強かった。

 新庄監督からは「エスコンの開幕戦、山崎君と伏見君に任せたいと思います」と本拠地開幕投手にサプライズ指名された。「うれしいです」と率直な感想。そして「チームのエースと言われるくらい頑張っていきます」。新天地となる北の大地で力強く誓った。

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