現役ドラフト結果発表【一覧】巨人が阪神・馬場皐輔を獲得!DeNAは佐々木千隼、オリは鈴木博志、阪神は漆原大晟を獲得 ドラ1の3選手が移籍
日本野球機構(NPB)は8日、出場機会に恵まれない選手を救済する「現役ドラフト」を開催し、移籍が決まった選手を発表した。各球団1選手ずつ、12人が移籍。2巡目指名はなかった。
中継ぎ強化が課題の巨人は阪神の17年ドラフト1位・馬場皐輔投手を獲得。その阪神にはオリックスから漆原大晟投手が入団する。オリックスは中日の17年ドラフト1位・鈴木博志投手、DeNAはロッテの16年ドラフト1位・佐々木千隼投手を獲得した。伸び悩み、今季登板機会も少なかったドラ1の3選手が新天地でプレーすることになった。
セ・リーグではヤクルトが巨人・北村拓己内野手、広島は楽天・内間拓馬投手、中日はヤクルト・梅野雄吾投手を獲得。
パ・リーグはソフトバンクが日本ハム・長谷川威展投手、日本ハムは水谷瞬外野手が、事実上の“交換トレード”。ロッテは西武・愛斗外野手、楽天はDeNAから桜井周斗投手、西武は広島から中村祐太投手が入団することが決まった。
各球団の獲得選手一覧は以下の通り。()は前所属。
▽セ・リーグ
阪神 漆原大晟(オリックス)
広島 内間拓馬(楽天)
DeNA 佐々木千隼(ロッテ)
巨人 馬場皐輔(阪神)
ヤクルト 北村拓己(巨人)
中日 梅野雄吾(ヤクルト)
▽パ・リーグ
オリックス 鈴木博志(中日)
ロッテ 愛斗(西武)
ソフトバンク 長谷川威展(日本ハム)
楽天 桜井周斗(DeNA)
西武 中村祐太(広島)
日本ハム 水谷瞬(ソフトバンク)
巨人に移籍する馬場は20年に32試合に登板し、2勝1敗9ホールドで防御率2・08をマーク。21年は44試合に登板し、3勝0敗10ホールド、防御率3・80をマーク。今季は19試合に登板し、2勝1敗3ホールド、防御率は2・45だった。
阪神から巨人への移籍は阪神・カツノリ(野村克則)捕手が04年1月23日、金銭トレードで巨人に移籍して以来となる。
◆現役ドラフト 各球団は1日に公示された保留選手名簿の中から、来季年俸5000万円未満など条件に合った2人以上の対象選手をリストアップし、リストを日本野球機構(NPB)に提出。ドラフトでは全球団が少なくとも1人は獲得し、1人は獲得される。